初めてのベンツ♪C180 Wagon試乗!後編

C180試乗

さて、前回の続き。

前回記事 ⇒ 初めてのベンツ♪C180 Wagon試乗!前編

本命のC180です。展示車を見た後、「良ければ試乗を」と言っていただきましたので、お言葉に甘えて試乗までさせてもらいました。

さすがに内装は高級感たっぷりで、BMW 3シリーズはちょっとかなわないな、と思いました。しかし、高級感で言えば、前に試乗したレクサスISの方が良かった。座った瞬間の包まれ感と言いますか重厚感がISの方が優れている様に感じました。

参考記事 ⇒ 320d対抗馬としてのレクサスIS試乗

インテリア全景

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木目のパネルが木材感丸出して新鮮。樹脂でこってりコーティングした木目パネルしか見たことがなかったので。シフトレバーは真ん中にはありません。ハンドル横に付いており、その分デザインがすっきりしています。

中央のちょんまげみたいな出っ張りは、ナビその他のコントローラー。BMWのiDriveと考え方は似たようなものです。この辺のコントローラーは、レクサスISが一番良かったです。

運転席周り

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色々スイッチがあります。覚えるのが大変そう。BMW 3シリーズについている機能はだいたい付いているようです。ドア上部についている靴みたいなのは、電動シートのコントローラ。ヘッドレストまで電動でした。

ただ、ナビ画面が好みではないですね。チョイ乗せ過ぎます。BMW 3シリーズも人のことを言えませんが、これよりはマシ。あと、試乗の時に日光による表面の反射がきつくて画面が見づらいときがありました。この辺はもうちょっと考えてほしい。

後部座席

広さはそれほどBMW 3シリーズと変わりません。ここでも木材感丸だしパネルが存在感を示しています。ドアスピーカーは少し小さめですが、高めの位置についているので良く聞こえるのでは。

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主要諸元

主要諸元を320d touringと比較してみた。ただし、ディーゼルとガソリン、排気量2.0と1.6なので、比較自体あまり意味がない。ただ単に、試乗した感覚とスペックは比例するという事をデータで示したいだけです。別記事で、ディーゼル車同士の比較もやろうと思っています。

全長×全幅×全高
320d 4,645×1,800×1,430 mm
C180 Wagon 4,730×1,810×1,450 mm
 320dの方が若干小さいですが、体感するほどじゃないです。長さは+85㎜とずいぶん長いですけど。

ホイールベース

320d 2,810mm
C180 Wagon 2,840mm
 30㎜だけC180の方が長いです。まあ全長が85㎜長いですからね。
車両重量
320d 1,550kg
C180 Wagon 1,600kg
 重いと言われるディーゼル車より重い。全長が長い分かな?

定員

320d 5名
C180 Wagon 5名

エンジン種類

320d 直列4気筒 DOHC BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジン
C180 Wagon 直列4気筒 DOHC ターボチャージャー ガソリンエンジン

総排気量

320d 1,995cc
C180 Wagon 1,595cc

最高出力

320d 135kW〔184ps〕/4,000rpm
C180 Wagon 115kW〔156ps〕/5,300rpm

最大トルク

320d 380Nm〔38.7kgm〕/1,750-2,750rpm
C180 Wagon 250Nm〔25.5kgm〕/1,200-4,000rpm
エンジン関係のスペックは、試乗した感覚と合っていますね。当然ですけど。

燃料消費率 JC08モード(国土交通省審査値)※

320d 19.4km/l
C180 Wagon 16.5km/l

燃費はディーゼルとガソリンの比較ですから、これもほとんど意味ありませんな。

駆動方式
320d FR
C180 Wagon FR

CLA180はFFでしたが、C180はFRです。そういえばCLAとC180の給油口の位置が左右逆でした。何で?と聞くと「FFは左、FRは右」なんだそうです。理屈は良くわかりまへん。適当に言ったんじゃなかろうか。

変速機
320d 8速AT
C180 Wagon 7速AT

少し違います。

価格
320d Msport 573万円
C180 Wagon Sport 584万円
けっこーお高いのね。

試乗

さて、いざ試乗です。用意してもらったのは、C180 Stationwagon Sportです。エンジンスタート時の振動はさすがにガソリン車、静かです。アイドリングも静か。

アイドリングストップのタイミングがBMWより心地よかった。BMW 320dで気に入らない点の一つに、アイドリングストップのタイミングがあります。信号などで停止するとき、可能な限り静かに止まりたいのに、ブレーキ操作で完全に止まる前にアイドリングストップで止まるので、「スッ」ってかっこよく止まってくれません。「プスン」と間抜けに止まります。C180はそれがありませんでした。

エアコンの効きも良いですね。320dは、同乗者の評判があまり良くありません。夏はよく暑いとの苦情を助手席・後部座席からいただいていました。冬はまだ越してないので、何とも言えません。

加速、ハンドリングなどの走行性能にかかわる部分については、エンジンスペック通り。320d Mスポーツに普段から乗っていると、物足りません。

高速走行はしていないので何とも言えませんが、街乗りだけですと車内の雑音は320dより静かで、快適でした。

全体的に物足りなかったのは、普段乗っているディーゼルとの差のせいでしょうか。320dより高いお金を払って、C180に乗ることはないなと思いました…。

9月28日にCクラスディーゼルが発売されたそうなので、次はこれに乗りたいな。C220d、2.2リッターディーゼルターボです。試乗車が各店舗回っているそうで、予約しておかないとないらしいです。超乗ってみたいけど、別に買うわけじゃないから気が引けるなあ。また嫁さんに背中を押してもらうか…

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コメント

  1. 匿名 より:

    C180ですと・・リーンバーン無しの普通のエンジンですね!C200以上が新エンジンのリーンバーンが付いたものになります。
    まず~・・ディーゼルとガソリン車では走りのフィーリングが違います。
    ですから・・BMWというわけではなく、BMWのディーゼルの乗り心地がお好みのようですね!
    トルク重視のディーゼルは、瞬間的な力が強く、加速性能に優れていますが、その反面、車重が重く、しかも音も独特なガソリン車に比べて大きな音がします。
    また、最大トルクを維持する幅は狭く、高回転での走行ではパワーが出ません。
    ガソリンは、ランナーに例えれば長距離ランナーみたいなもんで、ディーゼルの様なトルク・・言い換えれば瞬間的なパワーは落ちますが、沢山の荷物を一定時間内に運ぶパワーに優れており、アクセルの踏み具合に合わせた加速を楽しむことが可能です。
    おまけに今のガソリン車は、加速性能を補うためにターボを駆使していますね!
    まず、試乗されたC180ですが、1600CCのエンジンではありますが、スポーツに乗られたということで、エアマチックが装備されていたと思うのですが、コーナーの入りを経験されましたか?
    1600でもスポーツモードでワイディングを走ると、今度のS205が、世界多くの賞を独占した理由が分かりますよ!
    実は・・私は、BMW320I mスポーツ(F30)ケレナーズチューンして乗っていたのですが、8カ月で乗り換えてしまいました・・
    BMWの乗っていたころ感じたのは、高級なHONDAですかね~・・
    好みはそれぞれで、”駆け抜ける慶び”に胸ときめかせる方も多いと思うのですが・・
    やはり”BENZの本気”は、凄いですよ!
    正直・・BMWのあと、SLK55AMGを購入したのですが、C200ステーションワゴン・スポーツ(クランベリーレッドの本革)に乗った途端、購入契約書にサインしてました・・

    • TA より:

      貴重なコメントありがとうございます!勉強になります。
      BMWについて、「高級なHONDA」との表現、妙に納得させられました笑
      おっしゃる通り、ディーゼルのフィーリングが好きなのです。
      正直、それほど高速域で走ることもなく、街乗りでクイクイと走れればそれでよいものですから。
      しかし最近発売されたCクラスディーゼルはとても気になりますね。
      ディーゼルのフィーリングは、ベンツだとどうなるのか。
      それと、おっしゃっているようなコーナーの入りは、BMWのMスポーツとどう異なるのか…
      ぜひ今度試乗してみたいです。そのときは試乗記をアップしますので、またコメントくださればうれしいです。

  2. 匿名 より:

    あくまで聞いた話ですが・・4気筒のディーゼルは・・イマイチ感があるようですね~・・つまり、ディーゼル車全般に言えることなんですが、比較的低い回転域から最大トルクが発生するわけですよ!ということは、逆に考えれば、アクセルを踏み込まなくても加速しようとするわけです。そのことからアクセルの踏みこみ具合に車が比例して加速しにくいということになりますよね~・・あまり踏み込むと加速はすると同時に、ただえさえ音が大きい4気筒が、もっと音もでかくなるし、ガソリンに比べて100㎏近く重い車体を走らせるパワーが突然抜けるという現象が現れます。
    ベンツC220dの4気筒クリーンディーゼルは、そのことを防ぐために9Gトロニックという9速のギヤをこまめに変えて抑えてエンジンの回転数を上げないようにコントロールしているようですが・・・

    排気については、BMWをはじめとする他社も取り入れているフィルターで有害物質を除去するに合わせて、尿素液を噴射して黒煙が出ないようにしているんです。
    ということは、尿素液の補充が必要になる(1年に1度くらいで、価格も安い)のと、当然フィルターが汚れますので、買い替え時の下取り価格は安くなるんですよ!
    まあ~・・欠点の一部を上げましたが、逆にディーゼルには、良いところも沢山ありますから・・好みでしょうね~・・

    エアマチックですが、コーナーに入ると左右のサスペンションの固さを変化させロールを大幅に抑えています。
    また、スポーツモードなどをチョイスすると、高速走行を感知すると車高を自動的に下げて空気抵抗を減らし車体を安定させます。
    逆に、路面の荒れたところの走行時には、車高を上げることもできますよ!
    今までSクラスのみに採用されていたものです。

  3. 匿名 より:

    サスのBMのMスポとの違いは、Mスポは踏ん張る・・BENZはロールを抑えて受け流す・・という感じですかね~
    ただ・・大きく違うのはMスポのサスは、常に固め・・BENZのエアサスは、状況で変化する・・ですか!
    BMにも上級グレードには、自動でサスの固さが変わる装置も付いているようですが、ただ・・上級グレードは車幅が大きく・・BENZにも同じことが言えるのですが、日本の道幅や駐車場のスペースでは、取回しに苦労します。(経験から・・)
    私の好みは、BMですと・・3シリーズ、BENZは、Cクラスですね!
    それと・・エンジンもAMGにも乗りましたし・・BMもケレナーズでチューンしましたが・・馬力がありすぎる車も乗りにくいですよ!
    昔は・・Cクラスというと通称セコベン(CEKO BEN)とか馬鹿にしましたが・・今や正直200でもグレードによりますが、E250より高額です。
    もう一つアドバイスですが・・BENZエアサスは、スポーツモード時に車高が下がります。
    つまり飛び石のリスクが増えますので、フルスペックで50万くらいかかりますが、プロテクションフィルムは貼りつけた方が無難ですよ~・・
    そんなこんなをやると・・C200ステーションワゴン・スポーツ本革でだいたいE350のセダンと同じ価格になります。

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