ドイツではもう電気自動車しか造れない?エンジン車の登録を認めない法案が可決…

ども。カケヌケール・ヨロコビッチです。今日はかなりストレスがたまっています。昨日はBMW Motorradの試乗会だったのだが、超楽しみにしていたにもかかわらず、急に仕事が入って行けなくなってしまった。24時間稼動の工場勤めは辛いのう…。数日前に書いた記事の浮かれっぷりが余計に悲しい。

やったぞ!ついにお台場BMWメガ展示場でバイクの試乗ができる!

さて、胸のもやもやがまったく晴れず気分は最悪のぐっちゃぐちゃではありますが、気になる記事があったので感想など書いていきます。

ドイツは2030年以降電気自動車しか買えなくなる?

Carview Yahooというサイトを見ていたら、こんな記事がありました。

2030年にドイツでエンジン自動車は買えなくなる、は本当か?

自動車業界にほんのちょっとだけ身をおいている身分としては、気になる記事ですね。

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写真:メルセデスベンツAG

ドイツは州が集まってひとつの国を作っている連邦制を取っているのですが、その連邦会議がひとつの法案を採択し、国に提出したと言うニュースです。その法案と言うのが、なんと

「2030年以降、エンジン車の新車登録は認めない」

っていうもの。つまり、電気自動車しかだめだお!ってこと。おいおい、ドイツと言ったら「ジャーマン3」こと御三家「ベンツ」「BMW」「アウディ」や、ゴッドハンドことフォルクスワーゲン、男ポルシェといったそうそうたる自動車会社を抱えておるじゃないか。

当然、BMWやアウディのあるバイエルン州、ベンツやポルシェのあるバーデン=ビュルテンベルグ州は反対。しかしなんとフォルクスワーゲンのあるニーダーザクセン州は賛成!ワーゲンさん、燃費問題でご乱心?

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写真:フォルクスワーゲンAG

実際、電気自動車ってどうなん?

私の知り合いで、スパークプラグを作っている会社に勤めている人と、電気自動車の電池を開発している人がいます。

スパークプラグ会社は、電気自動車の時代が来てしまっては困りますよね。なので、色々と将来の予測をしているそうですが、電気自動車が普及するまではまだ時間がかかりますし、費用やインフラの面から考えると、普及率40%くらいで頭打ちになるそうです。あくまでスパークプラグ会社の予測ですけどね。

また、反対に電気自動車の電池を作る会社は、それこそ電気自動車が売れてほしいので、今はむちゃくちゃ忙しいそうです。でも、その友人はこう言ってました。

「僕は電気自動車買わないけどね」

発火による火災が嫌なんだそうです。自分が開発した電池なのに笑。そんな彼の愛車は、Audi A6 。

内燃機関のロストテクノロジー化

さて、世界中の車が電気自動車になったとしたら、内燃機関の技術はどうなってしまうんでしょうか。まず誰も内燃機関の車を造らなくなる。新しい技術開発が止まる。次に、誰も内燃機関のメンテナンス方法が分からなくなる。技術の維持ができず衰退が始まる。最後に、地球上から内燃機関が消え、誰も内燃機関のことが分からなくなる。たまに誰かが趣味で「内燃機関を造ってみた」何て言って、「おおスゲー」ってみんなが言う程度になる。

こうやって古い技術がロストテクノロジー化していくんですなあ。内燃機関がそうなることは、しばらく無いと思いますが、いつかはほかの技術に取って代わられるんでしょうね。ロマンを感じますよ。

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