小さい頃、「BMW＝超高級車」のイメージだった

私が子供の頃は、BMWなんて３シリーズでも高級車の代名詞で、父親は運転中にすれ違うたびに「おっ、ベンベだ。いいなぁ」なんて言って羨ましがっており、私自身も子供ながらBMWは「高級車でめったにお目にかかれないもの」、「えらい金持ちが乗るものでサラリーマンには手の届かないもの」、という認識でいた。ところが昨今、日本では結構BMWを見るようになって来たように思うし、サラリーマンでも十分に所有できるものである（現に自分で乗ってるし）。

2015年 BMW国別販売数を比較

そんなとりとめのない考えから、ふと2015年1-12月の国別BMW販売台数を調べてみようと思い立った。それだけじゃつまんないから、人口という視点も加えて見たのが、下の表。

人口百万人当たりの BMW販売台数（台/百万人）という指標を加えてみた。表の並び順は、この指標の数値が大きい順に並んでます。この数字が大きいと、人口の割に売れているということ。ドイツやイギリスなどのヨーロッパ地域の数字が高いのは当然なので、参考程度に見てもらうとして、意外だったのは韓国。日本と比較すると、倍以上良く売れている。何でも、韓国でBMWは輸入車販売台数７年連続１位だそうだ。同じアジアでも中国は、まあ日本と同程度。

北米はさらに良く売れていて、アメリカなど日本の３倍売れていることになる。BMWの完成車工場がある所が売れているのかな？というとそうでもない。ブラジルにもあるし。できたばっかりだけど。