218i アクティブツアラー試乗したら靴べらもらった

今日は引っ越してから初めて、最寄りのディーラーへ様子見に行ってきました。前に住んでいた名古屋近郊では、最寄りのディーラーまで２０分くらいでしたが、今は１時間くらいかかる…。相手をしてくださった営業マンの方も、「ここより南はありません」とおっしゃっていた。「ここより南」の範囲が広すぎやしませんかね…

で、ずうずうしく試乗をお願いしてみたら、快くOKしてくださった。

試乗を希望したのは、グランツアラーディーゼル。しかし、もう半年待ちの人気で試乗車すら無いとのこと。

アクティブツアラーのガソリン車なら準備できます、という事だったので、218iの「三気筒1.5リットル・ガソリン車・FF・6AT」が、私の乗っている320dの「四気筒2.0リットル・ディーゼル車・FR・8AT」とどう違うのかを味わうために、試乗をお願いしました。

試乗車のスペック

あまり実車を詳しくは見ていませんが、営業さんの言葉を借りるならば、「全くベーシックなグレード」。カタログを見ると、ノーマル・Luxury・Mスポーツの３つのモデルラインがあるので、そのうちのノーマルという事でしょう。エンジンのスペックは下記の通り。

• 型式：直列三気筒DOHCガソリン
• 排気量：1,498cc
• 最高出力：100kW[136ps]/4,400rpm
• 最大トルク：220Nm[22.4kgm]/1,250-4,300rpm

外装はブラックサファイア。内装も黒だったので、内外の雰囲気が統一されていていい感じ。ただしシートは革でもアルカンターラでもなく普通の布でした。320d Mスポーツのスポーツシートに座った時のような感動はなし。アルカンターラのしっとり吸い付くような接地感と、太もも・体側のサポートはやはり秀逸であると思い知らされました。正直な話、アクティブツアラーよりも、先日レポートしたデミオのシートの方が気持ちよかったです。

走り以外の内外装その他もろもろにつきましては、先日レポートしておりますので割愛。

走り

まずエンジンの音ですけれど、アイドリング状態では結構聞こえてきますね。走り出すと静かになる、というか気にならない。三気筒ゆえの振動はエンジンが回っている時の方が落ち着くのだろうか…

むかーしむかし120iを試乗した時に、ボンネットの奥の方から聞こえてくる唸りのようなエンジン音がとても印象的でしたが、それには及ばないもののイイ線行ってました。

三気筒と四気筒の違いは、結局私のような車音痴には体感できませんでした汗

６ATは何かもっさりしていますね。マツダアテンザ（６AT）やボルボV60（８AT）と同じイメージです。

コーナリングはまあ当然FRの方が気持ちいいですね。アクティブツアラーはFFという事で、前後重量比率が58：42とフロントヘビー。BMWはずっと50：50にこだわってきたので、急にどうしたのというのがファンとしての心境です。

ブレーキは320dと同じようによく効くのですが、なんだろう、効き方が320dのように沈み込むようなフィーリングがあまりないというか…重量配分が影響しているのでしょうか。

決していい加減な車に仕上がっているわけではなくて、「使い勝手」の方に軸足を置いた事は伝わってきます。伝わってくるんだけど…

BMWがやらなくてもいいじゃないか、って思ってしまう。

コンセプトが国産車と同じで、倍の値段。さらに燃費は10km/l（と実車所有の営業さんが言っていた）のハイオク仕様。日本で売れるのかなぁ。このクラスの国産車にディーゼルはないので、218dが売れるのはよくわかるけど。

試乗の最後に、営業さんから試乗記念品を頂いた。靴べらになるキーホルダー。これ、本革だし縫製もしっかりしてそうだし、結構ええもんちゃいますの。営業さん、銭にならない仕事ですいませんね。

まあすでにこっちはBMW以外乗れない体にさせられてるので、これくらいもらってもばちは当たるまい…