夜勤のリズムづくりのために夜通し起きていて暇だったため、朝5時くらいに320dでおでかけしました。最初は普通に運転を楽しんでいたのですが…ああ、悪路が私を手招きしている…という幻想を見た結果、どんどんマイナーな山奥に入っていったのでした。
で、いつの間にか道路は舗装路から未舗装路へ…進むにつれてわだちがきつくなってきて、底をすらないようにスピードを落とした所…はい、やっちゃいました。後輪がスリップして進まなくなった。
最初スリップしていることに気付かず、しばらくアクセルをあおっていて、サイドミラーに映る煙でようやく気付く始末。この時点で運転席側の後輪が自ら堀った穴にすっぽりとお座り。そして対角線の前輪が、道路わきの側溝に半分はみ出している…。当然ながら、周囲に人影は全くなし。アブとかヘビがいる。朝7時。絶体絶命。
おもむろにスマホを取り出し、いろいろ調べながら作戦を立案。
- 助けを呼ぶ
- 自力で脱出する
という2つの選択肢がありました。
助けを呼ぶ
まず、助けを呼ぶという選択肢には、JAFと保険のロードサービスという手段あり。
しかし…任意保険のロードサービスで十分だという考えから、もうずいぶん前にJAFはやめているため、非会員がJAFを呼ぶとえらく高い。
今回のケースだと、早朝・夜間基本料金10,290円+6分ごとに930円という鬼畜料金…
じゃあ、任意保険のロードサービスはどうかというと、ここが意外と盲点で、そもそもスタックから引き出すような故障起因でないトラブルには対応していないものが多いのだ。
自力で脱出
よって、自力で脱出することを選択。今回、私がやったのは下記の通り。
ドアは少し開けて後輪の様子を直接目視しながら、ゆっくりバックしていく
下の絵の状態から、少しずつバックしていきます。
少し穴から登ったら、タイヤがスリップする直前でブレーキ!
落ち着いてシフトをドライブに入れ、少しアクセルをあおってまたすぐブレーキ!
シフトをバックにいれ、また少しアクセルをあおってすぐブレーキ!
穴の上で車体を前後に揺らしていきます。
通常なら揺らしているうちに穴から出られますが、今回の場合、前輪が側溝に落ちそうだったので、バック→前進→バックしかやれませんでした。なので、次に私がトライしたのは、
穴に石などを詰めまくる
ここまで来たら穴の上の方に登れていましたので、そこら辺から石だの砂利だの木片だのを持ってきて、突っ込みまくりました(毛布や衣服などの布などがあっても良いそうです)。
こうすると、地面とタイヤのグリップが良くなって、無事脱出できたのでした。いやーマジで焦りました。
非会員がJAFを呼ぶということ
さて、先ほど非会員がJAFを呼ぶと高いと書きました。早朝・夜間基本料金10,290円+6分ごとに930円という料金設定ですから、例えば30分作業してもらっただけで15,000円オーバー。会員は基本料金タダで時間工賃だけですから、会員は1万円得することになります。しかしこれは本当にお得と言えるのでしょうか。
というのも、JAFの年会費は4,000円。私は自動車運転歴13年ですが、JAFを呼ぶようなトラブルは1回だけ(しかもガス欠…お恥ずかしい)。トラブル頻度がこの程度であれば、非会員がJAFを呼んでも全然オッケーってもんですよ。
別の選択肢としては、自分の服やら車載毛布やらをトータル1万円まではどんどん穴に突っ込んでもよいという事も考えられます。まあ、その結果ダメで結局JAFを呼んだって事になったら目も当てられませんから、あまりお勧めできません笑