随分前に、会社の偉い人が「BMWやAudiなんてドイツに行けば大衆車だ、いっぱい走ってる」なんて事を分かった風に言っていましたので、ちょっと検証してみました。
参考サイトは、BMWドイツ本国のウェブサイト。自分で仕様を決めていくと、最後に見積金額が出るというページがありましたので、日本の320d セダン Mスポーツパッケージと同等の仕様だといくらになるか?を計算しています。
ベース車両
まず、ベース車の種類を選びます。320d スポーツAT を選択。
そうすると、詳細を決めていく画面へ。360度回転できる機能や、夜バージョンの姿も楽しめます。
ちなみにこれが夜バージョンの絵です。大したことない…
モデル選択
次にモデルを選びます。Mスポーツを選択。
エクステリア・インテリア
次は外装。まずカラーリング。黒を選びました。
ホイール。18インチの普通っぽいのを選択。
次はインテリア。これも360度ぐるぐる見渡せるツマミが付いています。
ちなみに、トリムを選ぶ画面では、表示された縦の線をマウスで掴んで動かすと、線を境にデザインが変わって比較できます。何と芸が細かい。
オプション設定
あとは、各種オプションを選んでいきます。日本でBMWを購入する際は、ナビなしという設定はないですが、海外(ドイツ、北米)では普通のようです。ナビパッケージを選びます。
その他、たくさんのオプションを選ぶページが出てくるので、日本でMスポーツセダンを買った時の仕様に近づけるべく、仕様を選択していきます。
保険・ローン
結果
価格を計算してみます(1ユーロ=135.5円、2015年9月15日現在)
うーん、日本で買うより高いではないか。
というか、付加価値税19%て何だ!?本体とオプションだけだと623万円。それに税金が118万円だとぅ!?
調べてみると、日本でいう消費税らしい。消費税と違う所は、日用品の税率は7%と軽減されていること。
まードイツでは教育費が日本より圧倒的に安上がりとか、医療に金がかからないとかいう違いもあり、これだけでは一概にどちらが裕福とは言えないにせよ、BMW 3シリーズを大衆車というにはさすがに無理があるのでは…
ちなみに、競合他メーカーの車をドイツで買うといくらになるか。
BMWはアテンザやパサートよりは高級と言えそう。Audiよりは安く見えるけど、オプションとか真面目に見ていないから何とも言えない。
ところで、完全に余談ですが
英語圏でネタにされることの多いドイツ語の字数の多さですが、今回、ドイツ語のサイトをGoogle翻訳しながら作業をして実感しました。
“Bereifung mit notlaufeigenschaften”が「ランフラットタイヤ」という意味らしい…単語を読もうとしても、字が多すぎて目が滑る。
あ、うちの会社では、数字や字が多すぎる資料は「目が滑る」とか、「目つぶし」と言って敬遠されるのですが、この言い方って他でも通じますかね。会社の方言かもしれない、と思うようになりました。