さて、前回は四輪の試乗について書きましたけど、今回は二輪の試乗についてです。四輪はM3、M5、i8と言ったすごい車に試乗してきましたが、正直言って、本命は二輪です。
前に行った那須の外国車試乗会で乗れなかったR nine TとS1000R。それぞれ似たようなバイクならあったんだけど、いまいちぴんとこない。
例えばR nine Tに似たバイクとして、R1200シリーズに乗ってみた。でもこれはエンジンレスポンスが期待しているほど良くなかったので、期待はずれ。
またS1000Rに似たバイクとして、S1000RRがあった。これも乗ってみたが、運転してて明らかに楽しいものの、乗車姿勢がきつすぎてちょっと断念だなって感じ。
今までネイキッドに乗ってきたから、次も乗り慣れたネイキッドタイプが良いのです。
R nine T
まず、R nine Tから。無駄と言うか過剰な装備を極限まで落としたカフェレーサースタイル。めっちゃかっこいい。水平方向に張り出した水平対抗エンジンが特徴的。
今回は高速道路中心に乗せてもらった。想像してたより足つきは悪くない。ハンドルがかなりワイドなので、ちょっと扱いづらいかな。
エンジンスタートからアイドリングにかけての音は、最高。
ただ、運転しててテンション上がったかというと、実はそんなでもなかった。アクセルひねればすごいトルクでもっていかれる感覚になる。でもどこか重い。アクセルレスポンスだって良くない。これはこれで乗り味を楽しむもんだと思った。
さて、帰り道、ちょっとエンストしてしまったのでセルスタートしようと思ったら…なんとバッテリーあがり。そういやセルが元気なかったな。でもそれまでけっこうな距離走ってきたから、充電されて無いって事はないでしょう。だとすればレギュレータが故障して充電できなくなってるとか?これはHONDA車でも定番の故障だそうで。
まあでもディーラーの直前の交差点での出来事なので、幸いなことに押して行くことができました。しかし不安が。BMWみたいなドイツ車は、やっぱ日本のバイクと比較して壊れやすいのだろうか。
S1000R
次は本命中の本命、S1000Rである。赤もいいねぇ。純正でアクラポビッチのマフラーついてます。
いやーかっこぃぃ。眺めてしまいますな。一緒に寝たいくらいだよ。
さて、外装はとてもかっこいいので放っておいてもモテルでしょう。アクラポビッチの音は官能的なサウンドを奏でてくれます。
もう店から道に出て合流するところから「やべぇ、やべぇよこれ」の連発でした。ばっちり好みのタイプのバイクだからです。
まず、ハンドル幅がさっきのR nine Tと比べて狭く、それに伴い乗車姿勢も若干起きて楽になりました。
アクセルレスポンスは最高です。気持ち良すぎてずっと歌ったり独り言言ったりしてました。
カーブで車体を倒しても非常に安定しており、橋の上で強風を受けてもそこまで死ぬ思いをすることなく、とっても安定感があります。
ブレーキはめっちゃ効きます。いやーこれいいバイクだわ。楽しすぎる。
エンジンサウンドを比較する動画を作ったので、良かったらどうぞ。
以上、はんこを押す手が出てこないよう抑えるのが大変だったヨロコビッチでした。