先日の台風の影響で、鬼怒川が決壊するなど、考えられない被害が発生しました。被害を受けた方々が、早急に元の生活に戻れるよう願っています。
さて、ニュースなどでショッキングな映像が放送されているのを見て、「車が水没したらどうしたらいいのか」という疑問が生じましたので、さっそく調べてみたところ、JAFがいろいろとテストを行っているようです。
車両水没実験 ～増水時を想定した水没テスト～
車両水没時、窓やドアが開くかを検証するテスト。
セダンタイプの車両が冠水路で立ち往生した場合を想定し、水深を増していった際に、運転席のドアが開くか、パワーウインドウが正常に作動するかを検証。
プールに車を置いて、そこに水を張っていったとき、何が起こるかの実験。各水深で何が起こったか、を淡々とレポートしていますが、淡々とした音楽と相まって、パニック映画的な怖さを感じます。
誤動作により後部座席の窓が開く、という現象が怖かったです。また、東日本大震災で津波に流された車のウインカーやテールランプが点灯している映像が印象に残っていますが、こういう事だったんですね。
車両水没実験 ～転落時を想定した水没テスト～
車両水没時、窓やドアが開くかを検証するテスト。
ミニバンタイプの車両が川や海に転落した場合や、急激な増水に遭遇した場合を想定し、運転席ドアやスライドドアが開くかを検証。
先ほどの動画では、簡単にドアが開いていましたが、この動画では全く開きません。これは、車内外の水位差があるためと動画では解説されています。
先ほどの動画では、誤動作により後部座席の窓が開いてしまった現象がありましたが、これにより車内に水が浸入し、車内外の水位差がなくなったため、何とか開けられる状態であったと思われます。
クルマが水没！！何を使えば窓が割れる？
ＪＡＦが実験！
車両水没時にドアも窓も開かない状況を想定し、車内にあるもので窓が割れるかどうかを検証。3種類の脱出用ハンマーでも検証。
水没した時に、何を使えば窓ガラスが割れるかを実験しています。結局脱出用ハンマー以外は割れませんでした。
水没時の前提って、想定外の状況だらけですね。まず車内が狭いので、物を振りかぶってガラスにぶつけるなんて事は難しい。さらに車内も水没した状況だと、水の抵抗でぶつける勢いが殺される。あと、シートベルトも切らなくちゃいけないみたいだけど、水没するとシートベルトが取れなくなるのだろうか。
とにかく、水没した車から生還するのは、道具があってもよっぽど訓練（イメトレ含む）されてないと難しいってことがわかりました…
結局、脱出用ハンマーは、振りかぶる必要のないポンチタイプがいいようです。男性に比べて力のない女性、子供でも容易にガラスを割ることができそうです。
