Best 8 cars 2015は何を基準に選んでる?
アメリカのBusiness Insiderという会社が、2015年度の車「ベスト8」を選定しています。
The best cars of 2015 -Business Insider-
評価は、下記のように行ったとのこと。
- 専用のテストコースで50項目にも及ぶテストを実施
- 社員が数か月乗り回して使い心地を徹底評価
評価項目は、下記のサイトに詳しく書いてありますが、それこそ加速からトランクの使い心地に至るまで、微に入り細を穿つようなテストが行われていることが見て取れます。
Consumer Reports社「我々はどのように車を評価するか?」
さて、このようなテストを経て選ばれた8台の車はどれでしょうか?(ちなみに8台の中での順位付けはしていないようです)
Volkswagen Golf
さあ、1台目はフォルクスワーゲン ゴルフ。1.8Lターボで十分なパワーを発揮する一方で、12km/Lと燃費は良好。小さなサイズながら、高級車に並ぶほどの乗り味、ハンドリング、静粛性を生み出します。(北米カー・オブ・ザ・イヤー2015にも選ばれたようです)
Volkswagen GTI
2.0L、210馬力のエンジンは、我を忘れてしまうほど運転していて楽しい(”Fun to drive”)。ゴルフの骨格を使い、よりパワフルなエンジンを載せ、18インチのタイヤを履き、カーブを曲がる際はスバルのWRX並みにばたつきを抑えています。
インテリアは1クラス上の質感で、シートもサポートが効いています。これが$24,785(約300万円)から買えるのは、バーゲンとも言える。
Ford F-150
この車は大きな進化を遂げています(我々の評価ではシボレーやラムに次ぐ3位の評価を付けていますが)。
鉄の代わりにアルミニウムを使うことで、車重を320キロも軽くしたのです。また、新作のV6 2.7L ターボエンジンは、17mpg(7km/L)の燃費でありながら325馬力を生み出します。ピックアップトラックの進むべき道を示したと言えるでしょう。
Mercedes-Benz C-Class
ベンツはコンパクト高級セダンの永遠の王者であるBMW 3シリーズに挑みました。豪華なインテリアは、BMWのそれをしのぎます。また、楽な乗り心地と俊敏なハンドリングは、バイエルンのライバル同様、C300を魅力的にしています。
Porsche Macan
ポルシェ911を一回り大きくし、背を高くしたようなマカン。コンパクトSUVでありながら、スポーツカーの性能を残しています。加速、ハンドリング、ブレーキは、他のスポーツセダンが恥ずかしくなるかもしれません。マカンは、我々がテストしたSUVの中で、容易に「ベスト」を取りました。
ちなみに定価は$50,000(590万円)とありますが、必要なオプションを付けていくと結局$60,000(700万円)くらいになります。
Subaru Legacy
レガシーは、居住性、機能性、お買い得価格により、偉大なオールラウンド型セダンとなりました。心地よい走り、反応の良いハンドル、AWD、静かなインテリア、素晴らしい視界の良さ、直観的なコントローラー、そして価格が高いレベルでまとまっています。
Kia Sorento
Honda CR-Vと、TOYOTA ハイランダーの中間くらいのサイズ。街乗りに向いており、収納や機能性といったファミリー向けでもあり、しっかり7人乗りのサイズも確保しています。
Subaru Outback
レガシーの背が高いバージョン。この車は、冬に子供と遊び道具を載せて走るのに向いています。地面と車体の隙間が大きいのも、雪道に有利でしょう。
しかし…スバル人気って北米でこんなにすごいの?それと、フォードのピックアップトラックがアルミ化したとありますが、アルミを作るために必要なエネルギーは鉄に比べてはるかに多いから、車両価格がすごく高くなっちゃうはず。フォードのフロンティア精神は見習いたいと思いますが、今回に限って言えば、フライング気味かと…