ガス欠チキンレース！？320dの給油アラームについて

320dは、常に燃料の残量と燃費をモニターしており、その結果から「給油までの走行可能距離」を表示してくれます。こんな感じで。速度計と回転計の谷間の表示ゾーン、上から2行目の「→給油マーク　615km」がそれです。今の燃料と燃費であれば、あと615km走ると給油した方がいいですよ、という事です。

残量が少なくなり、走行可能距離が80㎞未満になると、「テロ～ン♪」という例のBMW音が鳴り、短時間警告メッセージが表示されます。メッセージはすぐ消えますが、警告のびっくりマークが残ります。下の写真で、液晶表示部の右上ね。取説によれば、文字の色も変わるらしいけれど、分からなかった…

で、さらに残量が少なくなり、走行可能距離が50km以下になると、また「テロ～ン♪」という警告音が鳴り、今度はメッセージが消えずにそのまま表示されます。液晶表示部右下の「航続距離 48km」というやつですね。

チキンレース開始

さて、ここからチキンレース開始です。目的は２つ。

1. 走行可能距離が「ゼロ」となったらどうなるか
2. 走行可能距離が「ゼロ」となってから何キロ走るか

当然、ゼロの時点である程度バッファとして燃料が残っているはず。じゃあそれがどの程度のバッファなのか、を確かめるのが真の目的です。ちなみに前のセリカは、燃料計がゼロを示した時点であと10リットルの燃料が残っていた。よく残量と燃費を見誤って、ガス欠をしました笑

走行可能距離が「ゼロ」となったらどうなるか

まず、走行距離がゼロとなるまで走ってみました。そうすると、表示は写真のようになりました。

航続距離が「— km」となったのです。これではあと何キロ走ったらガス欠するのかわかりません！最初のうちは、信号停止などで瞬間燃費が回復すると2kmとか3kmとか表示されますが、それも走っているうちになくなり、—kmだけになります。

走行可能距離が「ゼロ」となってから何キロ走るか

次に、走行可能距離がゼロとなってから何キロ走るかをトライしてみました。と言っても、すぐ怖くなって給油しましたけどね笑

走行可能距離がゼロとなってから、トラベルボードコンピュータで走行距離を記録しました。

13km走りました！燃料消費量にして1リットル分！さすがにBMWもこんなぎりぎりで警告を設定するわけがない…

給油量は何リットルだった？

走行可能距離ゼロの警告が出てから13キロ走った後、給油しました。走行可能距離ゼロ警告が出たと言っても、あと10リットルくらいは余裕残しているでしょ、BMWさん！

さて、結果は。

57.85リットル

でした！ほうほう、では我が320dの燃料タンクの容量は何リットルなのかな？どれどれ、とおもむろにカタログを読んでみた。

燃料タンク：57リットル

…え！？マジ？

57リットルのタンクに57.85リットル入ったって、すっからかんのガス欠寸前、というかガス欠じゃん。

というわけで、320dにお乗りのみなさん！

走行可能距離は余裕を一切見ていないガチの数値ですから気を付けてくださいね！

いやーまさかですわ…くわばらくわばら。