ども。カケヌケール・ヨロコビッチです。BMW F30に乗る職場の後輩が車検を通したというので、代車は何か聞いてみた。そしたら、「好きなの乗っていいよって言われたんで4シリーズグランクーペにしました」って。「5シリーズも乗ってみる?って言われたんで乗りました」って。マジ泣ける。うちの担当ディーラー、代車は軽自動車かコンパクトカー。良くてタイヤつるつるの1シリーズ。つまんない…。
ランフラットタイヤの性能
BMWはランフラットタイヤを標準装備していることは有名ですよね。
タイヤの空気圧がゼロになっても、時速80kmで80kmの距離を走行可能。これにより、路上でのタイヤ交換による事故リスクを回避できます。
ランフラットタイヤは本当に空気が抜けても走るのか
じゃあ本当にランフラットタイヤは空気が抜けても走るんでしょうか。当然メーカーで試験に合格してるので大丈夫なんですが、YouTubeで実際に試している人がいました。
※英語です。動画見なくても大体内容が分かるように、後で解説つけてます。
動画の解説
このお兄さんが今回のテスト実行者、ブライアンさんです。ランフラットは初めてなので、空気が抜けるとランフラットタイヤがどうなってしまうのか単純に疑問だった、とテストの動機を述べています。空気を抜くために、釘を使ってタイヤに穴を開けます。
釘をセット。道路の溝にうまいこと釘の頭を固定して、車を前進させると…見事に刺さりました。あーあ。
んで、釘を抜いて空気を抜きます。プシューって音がしているので、空気が抜けてます。
この状態で高速道路を時速80キロで走行します。走り始め、ハンドリングをはじめとした走行に違和感はないようです。数マイル(5キロくらい)走ったところでタイヤをチェック。触ってみて、確かに空気が抜け切っていることを確認するも、見る限りまったく問題なし。
またしばらく走って(走行距離不明)、次のチェックポイント。ここでもまだ大丈夫。
ちょっとサイドウォールとホイールの間に違和感あるかな?程度。
さらに走って、25マイル(40キロ)で最後のチェックポイント。
だけどまったく問題なし。運転にも影響なし。最後にブライアンさん、ランフラットの性能に太鼓判を押して動画終わり。
まとめ
実際にランフラットタイヤに穴を開けて試してみるなんて、酔狂な人もいたもんだ。タイヤが “completely flat”(完全に空気が抜けた状態)でも走行に影響なく、40キロ程度は走れることが分かりました。一般的には80キロまで走れるとされてますので、40キロ程度なら余裕なのでしょう。安全係数を考慮すると実質100キロは走れるんじゃないかと思います。
ランフラットタイヤには、重量増、コスト増、乗り心地悪化のデメリットはありますが、パンク時の事故によるリスクを考えれば割に合うのではと思います。
ランフラットを標準装備にしたのはBMWが最初と聞いています。初期のランフラットは、乗り心地が悪く評判が悪かった。にもかかわらず、理想を追求し、ランフラットを採用し続けた姿勢は同じものづくり企業に勤めるものとして本当に尊敬します。
勝ち残るためには、みんなが心地よい道を進むのではなくて、茨の道でも「こうあるべき」という道を進むことが大事だし、そういう道を示せる管理者でありたいですね。
コメント
ランフラットって空気圧の管理を忘れると、パンク状態みたいな感じで走る事になる(当然走れる)から外側ばっかり磨耗してしまいます。普段から空気圧は確認しましょうね!
あんまり空気圧を意識しないでいたら、ご指摘の通り外側だけ摩耗して交換と相成りました…こまめに見るようにします。コメント・アドバイスありがとうございます。